来院動機
痛み、痺れが日を追う毎に強くなってきて整形外科を含めて3店舗回ったが改善しなかった

どんな患者さんの症例なのか
筋肉の施術しかしてこなかったので改善しなかった
自宅でのセルフケア指導が適切でなく症状が悪化した
どのような時に痛みが出るか
腰部の痛み 膝下から足先(小趾)までの痺れ 安静時痛 動作時痛 歩行時痛
マッサージをすると一時的に緩和するが2時間後には痺れが出てきて3時間後には痛みが出てくる
所体初見と治療、経過
初回治療
腰部下部〜臀部までの痛み、右下腿〜足部の痺れ。炎症反応があったためアイシングを始めに行い、
ウォーターベットに仰向けになれるように処置。腹部の筋緊張緩和と骨盤の動きを出すために動的処置。
全身矯正を行い腰椎のバランスを調整、神経の興奮と痛みによる不自然な動作の積み重ねにより腰部の筋緊張が強く出ていたため同時に弛緩目的での筋肉へ刺激を加えた。
この時点で痛みの度合いが10→6に。痛み、痺れが改善したわけではないため矯正された状態を持続させるテーピングを貼り、アイシングと骨盤に圧力を加える体操を指導した。

2回目施術(翌日)
昨日から痛みの戻りが6→7に。
本人としては10に今まで戻っていたため効果を実感。
全体的な度合いは減っているが痛み、痺れを感じるタイミングは昨日と一緒。
動作の可動域が昨日と比較し上がっていたため、ウォーターベットでの手技を2つ増やしてさらに骨盤の動きを出した。
痛みで右脚に体重が乗せられない日が続いたため右の股関節と骨盤の動きが悪く、左右差をなくして正しく使用することの重要性を説明。
全身矯正を本日も継続。前日との変化として腰椎の後弯が強く、脊柱の柔軟性がほとんど失われていたが、前弯を作ることができた。
テーピングの貼りかえを行って施術終了。
痛みの度合いが7→5に。また痛みと痺れが戻ってくることを事前に説明し、自宅での指導として歩行をまずは15分行うようにお伝えした。
3回目(初回から5日後)
痛みの度合いを伺うと前回の5から変化なし。
戻りがなく非常に快適。
痛み、痺れはあるが当初の痛みが強かったために生活のレベルで動けないことはなくなった。
骨盤の歪みを治療することで患者様自身よくなっていることの実感を2-3回目でしていただき、
痛み、痺れだけでなく身体の使い方から治したいという要望があったので根本治療を視野に入れて治療開始。
4回目(初回から9日後)
自宅での体操と歩行・アイシングを毎日していただいており、
痛みの度合いが3〜4程度まで回復。安静時痛はなくなり、動作時・歩行時に感じる痛みと痺れがあるが頻度も激減。
断続的なタイミングで痛みを感じるが耐えられる痛み。ウォーターベットでの治療時に関節の動きが制限されていたが、
動きが出て正常な可動域を確保できているため、治療効果も加速度的に上がっている
1か月後
痛みの度合いは1 たくさん仕事をした日は2まで上がるがその程度で治まっているため本人はストレスをあまり感じていないとのこと。
姿勢の写真を撮影し、現在でも左重心になっていることを説明し、引き続き全身矯正を実施しながら身体の使い方を修正していく。
自宅での指導は体操を2つに増加させ、脊柱の柔軟性を出す体操と骨盤にかかる重心のブレをなくす体操を行っている。
歩行時間も痺れがほぼない状態なので43分に延ばして骨盤の動きを出している。
歪みを修正して正しい位置で使っていただくためにインナー強化も実施中。
担当者のコメント
骨盤の歪みによって神経が引き伸ばされて筋肉と神経に負担がかかっていたが、
筋肉のみの治療、もしくは概要だけ説明を受けてバランスが悪いまま身体を使用していた時間が長かったために回復スピードが遅くなっていた。
患者さん自身で自分の癖を把握している方はたくさんいますがそれがどう身体に悪影響を及ぼしているかがわからないため修正せずにそのまま過ごしてしまいがちです。
それは自分のせいではなく、なぜその症状が出てきているのか?という理由とその症状を改善させていくにはどんな治療が必要なのか?
その症状になるまでにこれまでの生活の中で積み重ねてきた悪い癖はどんなことなのか?短くまとめると
・症状が出た理由
・どんな治療が必要か
・悪い習慣は何か
この3つを納得する形で治療が受けられる治療院に出会えなかったことが問題だと感じます。
お電話ありがとうございます、
高円寺駅前接骨院・鍼灸院でございます。